困難な業務をきっかけに自分探し 周囲の人々の協力に感謝

困難な業務をきっかけに自分探し 周囲の人々の協力に感謝

私は、愛知県在住の46歳、男、仕事は飲食店に勤めています。

4人家族で、息子と娘が1人ずつおります。

●自分探しをした経緯。

当時勤めていた会社の社長の秘書兼運転手業務に抜擢されたことがありました。

その業務は、毎年交代で社内で鍛えがいのある人材を社長自らが傍に置いて、教育するというプロジェクトのようなもので、私は社内でそこそこ仕事ができるという評価をもらっていましたが、もう一皮むければ、もっと向上できるのではないかということで、社長秘書兼運転手になりました。

歴代の経験者などに話を聞いて、社長が実は非常に気難しい人間で、その時々の状況や感情などにより、最適な答えや行動をしないと、怒られるだけでなく人格否定をされるようなこともあると聞き、戦々恐々としながら、初業務を迎えました。

初日はいろいろと予習をしていたこともあり、無事業務をこなすことができ、社長はとても上機嫌でした。

しかしながら、月日が経つにつれて、徐々に社長も本領発揮と言いますか、当りがどんどんと厳しくなり、以前はOKだったようなことにも怒られるようになりました。

また運転手も兼ねていたことから、常に車は綺麗にしておかなければならず、通常の業務プラス車の管理などにも気をつかいながら、神経をすり減らして業務を行っていました。

そのうち、過去の経験者同様に人格否定をされるような言動も出始めたのですが、それを私は受け流せばよいものの、正面から受け止めてしまい、自分で自分を否定するような、人生最大の挫折を味わうこととなりました。

そこで、今までの自分の人生を振り返り、自分の存在は何なのか、自分はどう生きていくべきなのか、と哲学的な考えに至るようになり、自分探しが始まりました。

●その時の心情。

今までは自分は人並み以上に仕事ができる人間と自己評価していましたが、そのような経験から、一気に自信を喪失し、自分が情けなくなるような心情に陥りました。

●その後の行動。

そこでもし終わっていれば、下手をすればうつ病のような状況になったかもしれませんが、過去の経験者や周囲の人にいろいろと相談したところ、社長がそうした態度に出ることは、今に始まったことではなく、期待の裏返しなのだというようなアドバイスをもらい、過去の社内での成功体験なども思い出し、徐々に気持ちを前向きに切り替えることができました。

そこから、指摘されたこと、否定されたことをネガティブに受け止めるのではなく、その中でもできていたことや、小さな成功を自分で振り返り、また、失敗した部分は何がいけなかったのか、何をどうすべきであったのか、ということを冷静に自己分析できるようになりました。

また、自分を変えるというテーマで自己啓発に関しての本などを読み漁りました。

そうすることで、常に気持ちをポジティブに保つことができました。

そうしたことから、徐々に社長の評価が高まっていったのか、少しずつ怒られたり、否定されたりすることも、なくなることはなかったですが、減っていきました。

行動や気持ちの持ち方を変えることで、それまでの自分を振り返り、さらなる成長を求めて自分探しをすることができました。

●後悔したこと。

自分だけで悩みや苦労を抱え込まず、もっと早い段階で周囲の人に相談できていれば、もっと早く自分探しを始めて、成長することができたのではとは思います。

ただし、多少時間はかかっても、そうした心情にたどり着けたことはよかったです。

●アドバイスできること。

人間は生きていれば、必ず苦しい局面、困難な局面に対面すると思います。

その時に自分の力だけで乗り切ろうと思わずに、素直に周囲に助けを求めることができれば、きっと周囲の人たちは助けてくれます。

もちろん日ごろから、そうした周囲の人との関係性を良好に保っておく必要はあります。

多くの人は一人では生きていけないと思います。

お互いが協力し合い、時には助け合うことで、一人では乗り切れない問題もクリアすることができると思います。

日々、周囲の人々に感謝の気持ちを持って接すること、そして、自分が苦しいときには、素直に助けを求めることが、最終的には、自分探しを成功することになると思います。