20歳で自分探しの原付バイクの旅 普通がいいかもね

20歳で自分探しの原付バイクの旅 普通がいいかもね

関西生まれで現在社会人をやっています。

中学、高校の普通科を卒業して、大学生になって周りの友人や先輩がそれぞれ先生になりたいと教育学部に進学したり、海外での仕事したいと外国語大学に進学するなど、それぞれの道を歩みつつある時期に自分は今までに何か自分でやりたいことや突出して興味のあるものがなく他の人が羨ましく思う時期でした。

自分がつまらない人間に思えて進路を決めた友人が輝いて見えていました。

しかし自分にはやりたい事がないので、悩んでいました。

そのまま何もせず悩んでいても答えはでないと思い、大学在学中の夏休みを利用して当時は原付の免許しかなかったので原付バイクで近畿地方一周を試みました。

今までやったことがないことで自分一人の力で寝泊まりやその旅で出会う人とどのように接するのかなど、未知の自分が見つかってそこから将来の目標だったり、やりたい事が見つかると思いました。

ほとんど若気の至りで思いつきの旅行だったために宿などもちろん取らずまだスマホも普及していない時代のため、地図と寝る用のテントとお金ぐらいの荷物で出発しました。

寝泊まりは道の駅やスーパー銭湯などでして、色んなお店でご飯を食べたり、人に道を聞いたり、普段出会わないような様々な世代の人と話したり、時には道を教えてもらうのに一緒に原付で道案内してくれる人もいました。

中には道を聞いてもとても無愛想で面倒くさそうに返事するの人もいればとても丁寧に教えてくれる人、様々でした。

二週間くらいで旅を終えてなんとなく自分に少し大きな事をやってのけたという不思議な自信が生まれていました。

しかしその中で、何かやりたい事や将来の目標が見つかったかというと全く見つかっておらず、その後そのまま普通に大学を卒業し、普通に就職活動をし、普通にサラリーマンになり普通に結婚して子供ができて、現在はなんの変哲も無い普通の人生を歩んでいます。

しかし今は普通に幸せだと思って生活ができているので、20歳頃の焦って周りの人が輝いて見えることもあるけれど、人生の目標や、生きがいのようなものが自分にないと思っても、目の前の事を普通に乗り越えて普通の人生を送るのもいいかもしれません。