40歳男性 ボランティアに参加しまくり自分の将来を見付ける

40歳男性 ボランティアに参加しまくり自分の将来を見付ける

私は40歳で、建設会社の営業の仕事をしています。



今の仕事は19年前の「自分探し」の結果、目指した仕事です。



当時、大学3年生だった私は、人生で一番内証的に生きていた時期です。

何の目的もなく単位を取るためだけに学校に通い、試験が終わってしまえば。

学んだことが何も残らず、遊ぶお金を稼ぐために、アルバイトをしていることに疑問を感じ始めていた時期でした。

とにかく、そんなことを考えることができるくらい暇だったのが大きな原因だったとは思いますが、「自分とは何か?」、「自分の持つ本当のポテンシャルは何か?」、「運命に定められた生き方をしているのか?」など、今思えば、どうでも良いようなことを真剣に悩んでいました。



その答えを求めて、文豪たちの本を読み漁っていましたが、なかなか答えは見つかりませんでした。

しかし、「自分は労働者階級である以上、労働を通して答えを見付けなければならないのではないか?」と思うに至り、アルバイトでは目的がお金になってしまうので、ボランティアを通して本来の自分を探すことにしました。



市役所に問い合わせ、ボランティアを紹介してもらい、そこから、様々なボランティアを始めました。

市が作った花壇の整備から始まり、イベントや市の行事の手伝い、ホームレスの炊き出しや学童のスタッフなど、比較的ライトなものから大変なものまで、時間の限り参加しました。

その数は70を越えました。



しかし、満足感は満たされ、作業的なスキルは身に付くのですが、それまでの生活と一緒で何も残っていないように感じていました。

その結果、更にボランティアに打ち込みました。

市のボランティアでは物足りなくなり、近隣の市町村やボランティアで出会った人に紹介してもらい、活動の範囲を広げました。



そんな中で、災害復旧のボランティアが、その後の私の人生を決定しました。



川が氾濫して、大量の泥が流れ込んだ地区の掃除を手伝うことになったのですが、重機で大まかな所を綺麗にして、それ以外の部分を私達がスコップで泥を片付け、高圧洗浄機で綺麗にしていきました。

多くの人たちと協力して、目に見えてきれいになっていくのを見て、私はこれだと思いました。

自分の仕事が形として残る仕事をしたいと思うようになりました。



その後はボランティアと平行して、工事現場や建設現場でアルバイトするようになり、自分の将来は建設業界にあると確信しました。



今、振り返ると、当時の私は目に見える形でないと自分の仕事に自信が持てなかったのかもしれません。

それでもたくさんのボランティアを通して、自分の適性や嗜好を判断することができ、今の仕事に就けたのは幸運だったと思います。