30歳男 お遍路で自分さがし しょうもない自分を見つけてしまう

30歳男 お遍路で自分さがし しょうもない自分を見つけてしまう

私は、30代後半のサラリーマンです。

自分にとっての”自分探し”というとちょうど30歳頃に行った四国でのお遍路です。

これは突然「そうだ四国へ行こう」と思い立ったもので、自分探しをしたくて行ったというよりは、偶然というか気まぐれな行動の結果自分探しをすることになったそんな旅でした。

 今は割と安定した心持ちで日々を過ごしていますが、大学を卒業して就職した会社で働いて数年が過ぎた30歳の頃に、日々の疲弊や現状への不満、将来への不安等が入り混じったどうしようもない気持ちになりそれまで勤めていた会社を退職しました。

今にして思うと30歳くらいに訪れるという「おっさん思春期」というやつだったのだと思います(笑) 仕事を退職して何もやることがなく怠惰な日々を過ごして一ヶ月ほどたったある日、私は突然「四国へ行って、お遍路をまわろう」と思い立ちました。

なぜそんなことを思い立ったのか自分でもよくわからなかったのですが、そう思ったときには既に四国へ行くことを心の中で決めていました。

きっと以前テレビ等で見た光景と現状の自分の抱えている問題から、四国へ行って日々歩き続ければ何か見つかるかもしれないという感が働いたのだと思います。

 お遍路の旅はとてもシンプルで「歩く〜お寺でお経をあげる〜歩く〜お寺でお経をあげる〜歩く〜宿にとまる〜歩く・・・」をひたすら繰り返す日々でした。

あまりにもシンプルで頭の中が空っぽになります。

現在が空っぽになると、やはり今までの事が色々と思い出され、歩きながら時間をかけながら考えるともなく考えるそんな感覚をずっと感じていました。

歩きながら感じること、考えることは人によってもちろん異なると思いますが、私は「自分自身がどうあるべきか」といったことを漠然と考えていました。

そこで自分なりに得た結論としては「素の自分を認めよう」というものでした。

それまではやはり理想が高く、その高い理想と現状のギャップに苦しんでいたのだと思います。

しょうもない自分を受け入れることで、この旅をした以降は自分との付き合いがとても楽になりました。

 お遍路の旅をとおして、しょうもない自分を見つけてしまった私は今では前と比べて少し楽に生きているように思います。