25歳男 ブラック企業から抜け出してゆっくり自分を見つめ直す

25歳男 ブラック企業から抜け出してゆっくり自分を見つめ直す

大学時代の就職活動がなかなか上手くいかず、もはや手当たり次第に試験を受け始めた頃に内定をもらった、第6希望ぐらいの会社に入社しました。

食品を扱う会社で、私は関東にある製造工場へ配属になり、経験を積むため様々な部署を転々とする日々。

中にはほぼ一日中一人で黙々と仕事をする現場もあり、「今日挨拶しか喋ってないなあ」と、何とも言えない複雑な気持ちになりながら仕事をしていました。

おまけに残業は月60時間を超え、繁忙期には100時間近くに達する日もあり、そうなると家に帰っても寝るだけ、休日もどこかへ出かける気力も体力もない状態で、急な体調不良に見舞われることも増え、日に日に心身が消耗していくのを感じました。

企業風土を鑑みても労働条件が改善される可能性は低いと感じ、約3年勤めた会社を退職しました。

退職後は失業保険が貰えたため、とりあえす2週間ほどは何も考えず心身を回復させようと、近所の河原でのんびりしたり、それまで行けなかった東京の猫カフェ巡りなどを楽しみました。

徐々に心と体が癒え前向きな気持ちになれた頃、新たな職探しを始めました。

以前は就職活動が上手くいかない焦りから、自分の適性や本当にやりたいことを度外視してしまったという反省がありました。

しかし、明確に自分の方向性が定まっていない今の状況は昔と変わりなく、そこで知人から「焦らないでアルバイトから色々やってみたら?」とアドバイスに従うことにしました。

ちなみに私の一番の好きなことはボクシングなのですが、さすがにプロボクサーになるわけにもいかないので、二番目に好きな「ペット」に関わるアルバイトを探し、ペットショップの店員を始めてみました。

以前のように心身が追い込まれることもなく、充実した日々を過ごすことができ、多忙により疎遠になっていた友人とも接点が増え、公私で自分を取り戻すことができました。

その後、関連会社での入社を薦められ現在へと至ります。

30代になった今、焦らずに自分を見つめなおした時間は無駄ではなかったなと当時を振り返って思っています。