35歳男性がむしゃらに走り続けた最高

35歳男性がむしゃらに走り続けた最高

35歳男性、今は教育機関での事務を行なっております。

高校生の時に、なりたい自分を思い描き、大学では建築学科に入学し、設計士への道へ進もうと努力してきました。

当時は、建設業界も荒れており、耐震偽装の問題など数多く報道されていました。

そのため、建築士の受験内容も大きく変わり、いっときに比べると、合格しにくくなったように感じます。

また、設計士は地を這うような収入の中で、技術を学ぶといった、ある意味職人の世界であるため、思っていた以上に華やかさはありませんでした。

常に孤独との戦いのようにまで感じました。

大学卒業後、一度は建設業界で仕事するものの、自分が本当にやりたかった事なのかという葛藤にかられ、設計士の道へ進むことは諦めました。

夢を諦めたという大きな決断から、進む方向を失い、自分探しへの時間を過ごす事になりました。

色んなことしました。

郵便局のゆうメイト、派遣会社でソーラーパネル作り、製薬会社の営業マン、旅館でのアルバイト、がむしゃらに自分のしたい事や自分に出来ることをただひたすら探し続けました。

そんな時間を過ごしている時、知り合いから声がかかり、教育機関の事務職を受ける事になりました。

最初は興味もなく、ただ、今より収入が上がり、安定するといったことだけで、試験を受ける事にしました。

不安だらけでした。

事務経験もなく、知識なんてありません。

人とのコミュニケーションも得意ではありませんでしたし、積極的に仕事を掴みに行くタイプでもなかったので、不安でいっぱいでした。

この時の感情は、ただ、後悔だけはしたくなかった。

今まで出会ってきた人や、自分の周りの人達に感謝を伝えたかったから、一度夢を諦めたから、もう諦めたくなかった。

今の職場に勤めて10年が過ぎましたが、初めはやりがいや、楽しみ、達成感など感じる余裕もありません。

建築士を諦めた後ろめたさがあったため、自分の仕事の価値に気がつくことができませんでした。

世の中には働きたくても働けない人がいる。

自分の人生の中心が仕事にならなくていい。

など自分の心に少しの隙間を作る思考を取り入れ、余裕を作ることで、仕事の価値ややりがいに気がつくことが出来たと、今は思っています。

スティーブン・ジョブズが言ったように、点と点はいつかは線になると、今は心からそう感じています。