49歳、男性、バイクで自分探しの旅へ 人生、出世だけが全てじゃない

49歳、男性、バイクで自分探しの旅へ 人生、出世だけが全てじゃない

僕は40代、男性、会社員です。

今まで、僕は会社ではモーレツサラリーマンでした。

同期の中でも自他共に認める出世頭で、40代にして部長になり、その後は本部長、そして役員まで行く事を夢見て今まで頑張ってきたんです。

けれどもそんな僕を2年前、無情にも病魔が襲いました。

会社で倒れてしまい、そのまま救急車で病院に搬送。

僕はそれから3年もの間、入退院を繰り返していたんです。

そんな体調の悪化からもちろん出世街道からはすぐに外れてしまったんです。

その時の僕は、今まで自分がひたすら目指していた目標を失ってしまい、それこそどうやってこの先生きていけば良いのか、人生のモチベーションを完全に見失ってしまったんです。

まさにその時の僕は魂ここにあらず、生きる屍、そんな言葉がピッタリでしたね。

しばらくは自分自身、自暴自棄的な生活を送っていたんです。

そんな僕は会社からリフレッシュ休暇をもらえる事になり、なんと連続20日間の休みを取る事が出来ました。

会社員にとって20日間の休みなんてそうそうありません。

私はこれを良いチャンスだと思い、この時間を使って自分探しの旅に出ようと決めたのです。

僕は愛車のバイクで目的地を決めず、思い立つままひたすら走り続ける旅に出ました。

バイクで出た、自分探しの旅ではいろんな人と出会ったんです。

それこそ、漁師のおじいさん、ひなびた田舎の交番の警察官、ふと立ち寄った銭湯ではとなりにいた知らないおじさんに声をかけられ、その夜はお宅に泊めてもらった事もあります。

それまで僕は人生とはサラリーマンとして生きる事しか知りませんでした。

今まで勉強して培った事を会社で思う存分発揮し、高い給料をもらってそれなりの地位に就く事こそが人生の成功だと信じて疑わなかったんです。

けれどこうして自分探しの旅で出会った人はそんな世界とはかけ離れた人たちばかり。

しかも僕には彼らがこの上なく幸せそうに見えたんです。

彼らは以前の僕にとっては決して幸せになれる部類の人ではなかったはずなのに、そんな彼らがとても人生を楽しそうに過ごしている事に僕は気が付きました。

ふと、自分の事を振り返ってみると、今までの人生って自分にとって楽しかっただろうかとと思うと、僕は心から楽しかったとは言えません。

その時、僕は本当に後悔したんですね。

もっと今まで広い視野で人生を見る事が出来ていたとしたら、自分の生き方も違ったものになっていたはずです。

けれども、今、その事に気がづけただけでも僕は良かったのかもしれません。

人生、何歳になっても方向転換は出来ると思うのです。

自分の人生、このままで良いのか、これが自分の人生のあるべき姿かと迷っている人も多い事と思います。

そういう悩みを持っている人は走り続けるだけでなく、少しだけ立ち止まって自分の立ち位置や、周りを見渡してみると良いと思いますよ。

それまで見えなかった事がきっと見えるはずです。

人生、いつでもやり直しはいつでも出来るのですから。