38歳女 天職を求め自分探し 天職など必要なかった

38歳女 天職を求め自分探し 天職など必要なかった

私は38歳の兼業主婦です。

かれこれ15年もの長い間ずっと自分探しをしてきました。

私は子供のころから将来こうなりたい等の夢がなく、社会人になることを避けるように大学へ進学し、結局20歳で中退しました。

その頃から夢に向かって頑張っている友人や恋人、憧れの職業に就いて充実した生活を送る友人と、なんとなく楽しくもないアルバイトをして、そのアルバイトすらも続かず転職を繰り返す自分とを比べては、自分はなんで皆みたいに夢や目標も持てないんだろう、と焦ったり落ち込むようになりました。

自分のことなのに好きなことややりたいことがわからず、それさえわかれば幸せになれるはずだと思ったのが自分探しをし始めたきっかけでした。

まずはそれまでなんとなく適当に選んでいた仕事を、楽しそうと思ったり興味・関心の持てるものを選ぶようにしました。

しかし、楽しいのと思うのは最初だけですぐに飽きたり嫌になって相変わらず転職を繰り返し、結局何も変わらなかったのです。

天職を見つけること=自分探しの旅が終わること、だと思っていたので何をやっても天職だと思えないことにさらに焦り、占いに行って天職を聞いたりもしました。

30歳を過ぎてもこんな調子だったので、当時は先の見えない不安と苦しさで精神的にとても辛かったです。

その辛さや悩みをどうにかしたくて自己啓発の本を読み漁り、心理学を知ったことが自分探しを終えるきっかけとなりました。

夢や目標の有無や、これだ!と思えるような仕事に就くことと、自分の存在価値は無関係なのだと気づけたからです。

天職に就くことで自分に付加価値をつけて、自分ではなく他の何者かになろうとしていたことが長年自分を苦しめていた原因でした。

そのことにもっと早く気付けば15年も悩み続けたり無駄に転職を繰り返すことはなかっただろうに、とすごく時間を無駄にしてしまったことを悔やんでいます。

もう天職なんてなくてもいいやと思えるようになった今の私は、焦ったり不安になることもなくなり、平穏な毎日をのんびりと過ごしています。

自分探しをしたい本当の理由は、ただ安心して幸せな人生を送りたいから、ただそれだけなのではないでしょうか。

自分探しをする人は少なくないと思うのですが、昔自分探しをしていた自分を思い返すと、「じゃあ自分探しをしている今そこにいる自分は誰なんだ」とツッコミを入れたくなります。

今そこで悩んでいる自分がまぎれもない100%の自分です。

どんなにこんなの自分じゃない!と思う自分でも、まずはその自分を受け止めることが幸せへの第一歩ですよ。