44歳 男性 バンコクで自分を発見できた

44歳 男性 バンコクで自分を発見できた

44歳男性です。

私は工業高校を卒業してすぐに就職しました。

工場で使われるコンベアなどの設備を製造する会社でしたが、高卒で今一つ儲けの少ない会社だったということもあり、昇給もボーナスもほとんどなく毎日生活するのがやっとなほどの給料をもらうために日々通勤していました。

あるとき、これを定年まで続けることに嫌気がさし、首になってもいいやと思って無断欠勤してみました。

無断欠勤をし、さあ何処へ行こうと考えた時に、昔行ったことのあるバンコクへ行ってみようと思いすぐ翌日の航空券を買いました。

バンコクに到着し適当に屋台の席に座りながら風景を眺めていると、平日の昼間にもかかわらず暇そうにしている人たちが沢山いました。

日本で同じ状況だったらきっと街行く人々が白い目で見ていくことは間違いないと思いましたが、ここではだれもそんなことは気にしていない様子、それから、3日間毎日同じ屋台の同じ席から、何もせず生きている人たちを観察し続け、仕事をしてもぎりぎりの生活しかできない自分と仕事をしなくとも何とか生きていっているバンコクの路上生活者、結果としては大差ないように思えてきた。

搾取されるとわかっている会社に依存し続けてはならないと感じた。

日本に帰国し、無断欠勤から5日目会社へ出勤した。

部長が明らかに怒りの目をしておりすぐさま事情聴取が行われた。

そこで私は、何のために働いているか疑問を感じたこと、この会社に居続けても一生幸せにはなれないと思ったことなどはなし、やめることを告げた。

やめた後はしばらく何も考えず、家の中でボーっとして過ごした。

ボーっとするのに飽きたころ、そろそろバンコクへ移り住もうと思った。

それは自然の流れでもはや逆らうことはできなかった。

何の当てもなくバンコクへ来て、気が付けばもう10年が過ぎていた。

日本で思考停止の底辺会社員だった私でも環境を変え、意識が勝手に変わり、そこそこ儲けることができるようになっていた。